なぜ、値引きする建築会社は選んでいけないのか?
こんにちは!
注文住宅FAMILY-HOUSEの岡根です。
前回は、土地を決めるよりも先に建物の図面を描いてもらった方が
土地も決まりやすくていいとお伝えしました。
今回は、建物の値引きについて
是非知っていただきたいことをお伝えします。
値引きは出来ることなら
たくさんして欲しいと
思われているのではないでしょうか?
同じものを買うなら出来るだけ安く買いたいですよね。
それについては私も同じです。
でも、家は安くなれば同じものではなくなる
ということをぜひ知っておいて下さい。
値引きをすると、建築会社は儲けが減りますよね。
でも、建築会社は出来るだけ
儲けを減らしたくありません。
じゃあ、儲けを減らさずに値引きするには
どうすればいいでしょうか?
答えは、かかる費用を減らすことです。
ここで一番のターゲットになるのが
大工さんの人件費なんです。
計算しやすいように1人の大工さんが
家を建てるという前提でお話ししますね。
家を5ヶ月で建てるとして、
1ヶ月30万円、合計150万円のお金を
この大工さんはもらう予定でした。
でも、値引きをしたので大工さんには
120万円しか渡せなくなりました。
ここで大工さんは予定通り5ヶ月かけていると
1ヶ月の給料が24万円になってしまいます。
月の給料が6万円減ると困りますよね?
なので、月の給料を減らさないように
大工さんは5ヶ月ではなくて4ヶ月で
仕事を終わらせようとします。
そうすれば、120万円でも4ヶ月なら
1ヶ月の給料は30万円になります。
本当なら5ヶ月かかる仕事を
4ヶ月で終わらせないといけません。
すると、暗くなっているのに電気をつけて
薄暗い中で作業をしたり、
疲れているのに休日返上で仕事をしたり。
そうなると、仕事の質はどうなるでしょうか?
ベテランの大工さんでも
よく見えなかったり疲れていたりすると
質が落ちると思いませんか?
大きく値引きをして家を買うと
大工さんは大慌てで家を建てるようになります。
大慌てで作った品質に疑問のある家で
あなたが何十年と生活するようになります。
あとは、建築会社が
儲けを削っている場合もあります。
これは大工さんの人件費を削るよりも
いいように思います。
しかし、儲けが少ないということは
ずっと会社を続けていくことが難しくなります。
結果、将来トラブルが起きたときには
相談する先がなくなってしまい、
別業者に頼んで余分なお金がかかる
ということに繋がっていくのです。
つまり、値引きの額が大きくなればなるほど
その分あなたに跳ね返ってきてしまうんです。
じゃあ、家の値段は高ければ高いほどいいのか?
と思われるかもしれませんが、
そうではありません。
会社の儲けも、大工さんの人件費も削らずに
安くて高品質な家を建てる方法があるのです。
それは、メーカー協力の下のコストカットです。
家を建てるためにはいろんな設備や資材を
仕入れる必要があります。
その仕入れ値をメーカーに協力してもらい
安くすることが出来れば
会社の儲けを削ってアフターフォローが出来なくなる
ということもなくなります。
大工さんの人件費を削って
大慌てで家を作らせてしまう
ということもなくなります。
建築会社を選ぶときは
設備などのメーカーが協力してくれ
仕入れ値を他よりも安くしてくれる
仕組みを持っているかどうか
ということが重要になります。
ぜひ、建築会社選びの参考にして下さいね!
さて、あなたは新しい家に
どれくらいの広さが欲しいですか?
広くて大きい家って
あこがれますよね。
でも、家は大きければ
いいってもんじゃないんです。
次回は大きい家のデメリットを
お伝えしていきます。
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